こんにちは。ぴのちょこです。
突然ですが、
死にたい・・・
そう思ったことはありますか?
わたしは20代前半で、うつを患い、やることなすことがうまくいかず、幸せをつくっては壊し、いつも心の中が荒波立っていて、荒れ狂った人生でした。
荒れ狂った先に待っていた感情は何かというと、最初に述べた「死にたい」という思いでした。
そこでこの記事では
ということを、お伝えします。
死を考えたキッカケ
このころは借金苦も重なり、仕事は何のためにしているかというと、お金を返済するだけのために働く毎日。
給料日に借金を返済したら、ほとんど全額がその日に消えてしまうという、火の車とでも例え難い、今すぐにでも燃え尽きてしまいそうな日々でした。
実際、燃え尽きて、
次の日に目が覚めなかったらいいのに・・
などと考えていました。
そうなると、いつも頭のなかは
「死にたい・・」
という思いでいっぱいになり、ますます目の前のことが手につかず、うつも悪化の一途をたどりました。
そして、クリニックから処方される薬も増加・・・。そんなときわたしは、よく考えていたことが以下のようなことでした。
たとえば40歳まで、あと20年弱・・・
20年もこんな状態で生きなくてはならないなんて、考えられない・・・
と単純計算した倍の年齢になった未来にまで絶望していました。
わたしの家族にのちにその当時の様子を聞きましたが、
- 目が鋭くてまったく笑わない
- 特に寝ている時には生きているのか、死んでいるのかわからない
だったそう。そりゃそうです。こっちは生きていることがいやなんです。目が覚めて、朝日を感じると、
ああ・・また目が覚めてしまったんだ・・
と朝を迎えるたびに、絶望していたんです。
ならば、と考えた二つの方法
死を切望していたら、とつぜん寿命が訪れた、ともいかず、わたしは自分でしんでしまうとしたら、、と日々シミュレートしていました。
飛び降り、飛び込み、吊る、様々あると思うのですが、わたしが死ぬとしたら・・と選んだのは
「凍死」
でした。
かつて大好きでたくさん可愛がってくれた、祖父母が住んでいた地域(冬は極寒のエリア)で凍死をしたいと思いました。
祖父母ともすでに他界していたので、
大好きだった土地で死んで、
大好きだった祖父母に会いに行けるかな・・
と考えていたのですが、実行するまではいかず、凍死という方法は断念・・。
つぎに思いついたのが、薬の大量摂取「オーバードーズ」でした。
当時いったい何錠を飲み続けたかははっきり記憶にないのですが、当然、用法内は軽く超えて、おそらくひと月分は下らない量でした。
果たしてどうだったのか、というのは、いまわたしが生きていることがすべての証明ではあるのですが・・
眠くなる、具合が悪くなる、いっさいなく、まるで何もなく、
次の日も絶望感で目が覚めた・・という結果でした。
調べもせず、ただ目の前にあった薬に手を出したので、致死量も何もナゾのまま、わたしの自殺未遂は幕を閉じました。
死ぬこともできず、生きることもイヤなまま、わたしは生き地獄をまた日々味わうことになったのです。
死にたい、は嘘だった
いまわたしが、当時の自分に向き合っていたら、こう質問します。
「どう死にたいの?」
より具体的な方法・手段・いつなのかという日時を尋ねます。
えげつない・・と思うかも知れませんが、あいまいな「死にたい」ではなく、はっきりとした「死の方法」を質問します。
当時のわたしはどう答えるだろうと想像しますが、おそらく
「えー・・いやぁ・・そんなそこまで考えて・・いないなぁ」
と言葉を濁して、ごまかして、はぐらかすのではないか思います。
そう、その誤魔化しこそ、
「きれいにしにたい」という「きれいに」なんて思っている時点で、
「死にたい」はまるで嘘なんです。
単にわたしは、人生に行き詰まった末にすべてから逃げ出したかっただけで、本当は死にたいというよりも、
いまの状況をどうにかしたい!
変えたい!
と思っていたんです。
もしほんとうに死にたければ、
死に様がきれいか汚いか、
そんなことが問題ではなく、即実行しています。
ほんとうにどうにかしたければ、自分の思いをごまかすな
死にたいではなく、立ち直りたい。生きたい、という思いがあったのに、
うまくいかなくて、どうにもできない状況や思いを、死にたいという言葉で表現していました。
これはわたしの相談者のかたへ、とにかくよくお伝えする内容があります。
自分をカッコつけて見せない
ほんとうの想いにフタをしない、誤魔化さない
相談をきいていると、カッコつけや、自分に対する感情の誤魔化し、嘘。ほんとうに多いです。
そして自分だけで悩んでいると、無意識に働いてるこの状態に、なかなか気がつかないです。
この記事を読んでいる方のなかにも、もちろん、他人には言えない思いや、感情があるかも知れません。さまざまな苦しい経験をしたと思います。今その渦中の場合もあると思います。
ですが、
嘘をつかない、誤魔化さない、カッコつけない
たったこれだけを意識して実践することで、道が開ける場合があるんです。
わたしがどん底を味わっていたときに、ほんとうに真逆のことをしていました。だからこそ、わかったことです。
だからこそ、お伝えします。
ほんとうにどうにかしたい。だからこと、自分の思いをごまかしてはいけない。
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