お帰りにならない方
準備はいいですね…?
ここからお話することは
好きだったハズのあの人のことが
心底
憎らしくなってしまった
愛憎劇のエピソードです
振り返って思えば今でこそ
この人ヤバい・・・
と、思えるのですが
メンタルを病んでいた当時は
そんな相当ヤバい思考状態でした。
愛しくて大好きな存在が
スイッチの入った瞬間
憎しみの存在へ
カンタンにひっくり返ってしまうことを
身をもって体感した経緯
ぜひご覧ください。
元彼が新しい彼女とドライブ?!運悪く目撃するメンヘラ女子
ちょうどそれは
わたしが彼と別れ
別の男性と関係をもっていたころ
※注:別の男性=不倫相手
それはそれは精神的に
消耗する日々
わたしは心の中で
前の彼の方がよかった・・
などと、考えていました。
そんなある日、衝撃的なシーンを目にしてしまったのです。
元彼が、新しい彼女と車でドライブしているところを・・しかも、ちょうど私が運転している車とすれ違いざまに、目が合いました。
向こうもハッとした顔で、でも次の瞬間すごいスピードで道を引き返していったのが見えました。それを見て慌ててわたしも、その後を必死で追いかけました。
考えることもままならず、とにかく彼の車を追いかけ、着いた先は彼の家でした。別れたあとなので、新しい彼女がいるなんて当然といえばそうですが、どうしていいかわからない状態で彼の家の玄関で立ち尽くしていました。
ただ、まだ彼の家の鍵を手元にもっていたので、とにかくまず
鍵は返さなきゃ・・
という思いで、インターホンを鳴らすと、彼が出て二言三言交わし、ほんとうに呆然とした面持ちで帰宅したことを記憶しています。あと、リビングの窓から新しい彼女がこちらの様子を心配そうに見つめていたのだけは覚えていました。
喪失感と身勝手な思いつき
わたしには戻るところがないような、ものすごい喪失感でした。
どうしてあんなふうに別れてしまったんだろう・・と、自分のやったことを悔いて、ストレスをため、体調を崩すということも。ですが、不倫男性ともさびしくて関係を切れず、まだずるずると続けている。
だんだん、自分で何をやっているのかも、この頃からわからなくなっていました。
うまくいかないことだらけの日々でわたしは、とんでもない案をひらめきます。
謝ったら元彼のところに戻れるだろうか
彼女がいるのにすごいことを考えています。
ひとまず連絡先はまだ残っていたので、電話やメールを送り
謝りたいことがある
と心から伝えました。が、当然のことながら一向に返事はなく、それでも、ありとあらゆる手を尽くしました。
直接が無理ならと、間接的に友達にお願いしてコンタクトをとってもらおうと思ったり。
自分を正当化して、相手に何というお願いをしているんだろう・・といま思うと、つくづく身勝手です。
愛が憎しみに変わった瞬間
そんな日々が続いたあと、一通のメールが届きました。
「返事はやめておこうと思ったけれど、あまりに何度も届くから連絡しました。謝るって何をですか?迷惑しています。もうよこさないでください。」
という内容。彼からのメッセージでした。
「謝るって何を?」
「迷惑している」
わたしの頭のなかで、この言葉だけが何度も繰り返されました。
今まで、申し訳ない気持ち、傷付かせてしまったことなど、さまざまな気持ちが交わるなか、段々と、言い表せないほどの怒りが込み上がってきました。
その気持ちはもっと燃え上がり
「わたしがこんなに謝りたいと思っているのに、コイツは無視をしたあげく、迷惑している?ふざけるな!!」
という思いでした。
このメッセージがキッカケで、わたしの中に憎しみの炎が沸き起こりました。
もう連絡先を断たれた状況では、言葉で怒りをぶつけることができません。
わたしは何を考えたか、夜にこっそり彼の家へ赴き、接着剤を彼の車や、家のドアの鍵部分、スプレー缶で家の壁に落書きをぶちかます・・など、思いつく姑息な手段で嫌がらせをしていきました。
ですが、そうしても一向に感情が収まらず、ますます行動がエスカレートいきそうでした。
そして、警察から・・・
そして数日がすぎたころ、仕事を終えてわたしを迎えにきてくれた母から「警察から連絡があった」と一言。
わたしが1回目に嫌がらせをした後で、元彼が自宅に防犯カメラを設置していたとのこと。
そこに、わたしの行動がすべて映っており、出頭するよう知らせがきたようでした。
それから週数間、警察署へ出向くこととなり、取り調べを受けることになりました。ですが、わたしはこんな事態になっても、まだ
『こんな目に会わせやがって・・・ほんとうに憎らしい!!』
といったように、とにかく憎い。腹立たしい。そればかりを、取り調べ中もずっと考えていました。
こんな調子なので、もし警察から呼び出しがなければ、このまま感情に身を任せていたら、不謹慎ですが彼の家へほんとうに放火をしていたかもしれません。
ほんとうに憎くて、どうにかしてやりたい。そんな気持ちが止まらなかったのです。
元彼も、その彼女も○して自分もしんでしまおう、ざまあみろ、
という感じでした。これは当時の心境ですが、思い出すだけでも恐ろしいですね・・
収まらない気持ちをノートに書き出した
本来は器物破損・住居不法侵入で罰せられるところで、最終的に裁判所へ赴くことになったものの、結局わたしの件はそこまで至らず、書類上のみで終結となりました。
そうして騒動がひと通り過ぎて行ったころ、当時通っていたメンタルクリニックの先生がわたしに、
「ノートを1冊用意して、何でもいいから、思っていることを吐き出してみたらいい。そのノートの中では何を行動してもいいから」
と言います。具合も気分も最悪で、とてもそんな気分になれないとは思いましたが、『何をやってもいい』の言葉がなんとなく刺さり、実行できなかった犯罪行為をストーリー仕立てに思いつくままに書き出して、それを先生に見せました。
「すごい。脚本家並みだね」
と先生。
『何を言ってんだろう・・』と思ったのですが、次に先生が
「これ(犯罪行為)を実際にやってしまわなくて、ほんとうによかったね」
と。安堵した様子で言ったようにも見えました。わたしの気持ちはノートなんかで晴れませんでしたが、先生の一言には『・・かもな』と感じました。
いまのわたしはほんとうにそう思っています。あのノートのセッションがなければ、先生のその一言がなければ、気持ちの行き所を見失っていたかもしれません。
わたしはその後も、鬱屈した思いがあればノートに書き連ねつづけて、のちのノートを『デス・ノート』と名づけていました。
そのノートは今でも実家に置いてあり、時々パラパラと開いて見ることがありますが、もの凄い「負のオラー」に満ち溢れていて、敏感な人はやられてしまいそうな、たいへん危険なノートと化していました・・笑
まとめ
いかがだったでしょうか。このように、くだんの件が集結してからも、かなり長いあいだ、憎い気持ちが収めることができませんでした。
ちょっと考えれば、変だよね・・?と思うことも、メンタルが病んでいるばっかりにすっかり思考が歪んでいました。
当時、Yahoo知恵袋にも「どうしたら元彼に謝ることができるでしょうか」と相談するほど、わたしは真剣でした。真剣でYahoo知恵袋って・・・とつっこみどころしかないのですが・・・。
当時の回答は「迷惑だと思うので、病気を治してください」でした。そのとおり!!
コメント